三人乗り自転車の概要
自転車の三人乗りは2009年7月1日にほぼ全国一斉に解禁されました。
解禁というと疑問に思う方もいると思いますが、
それまでは1台の自転車に2人以上で乗るのは、法律上では禁止されていました。
そのため、お母さんが自転車で子供を後ろの座席とハンドルの前の小さな座席に、
子供を1人づつ乗せて走っているのをよく見かけますが、
以前はこれは法律的には違法だったということになります。
車は交通ルールを守らなければ取り締まられますが、自転車だって同じです。
自転車も車両の一種なので、
交通ルールを守らなければ罰金を科せられてしまいます。
以前から親子3人で自転車に乗ることは問題となっていました。
ママさんが小さい子供を前後の座席に乗せて自転車をこいでいるのをよく見かけますが、
一方で3人乗りの交通事故も多く、以前から警察でも注意を呼び掛けていました。
ですがママさんたちの移動手段として、
自転車は2人の子供を乗せて移動するのに便利な手段なため、
ママさんたちからの反発が強くて厳しく取り締まれなかったのです。
そのため、安全を確保できる3人乗りに適した自転車を利用することで、
三人乗りを認めようということで、3人乗りが解禁されたのです。
子供を自転車に乗せるとハンドルを取られたり、
バランスを崩しがちで事故の元です。
三人乗り自転車は座席の前後に、幼児用の座席がつけられるようになっていて、
幼児を乗せても安全な作りになっています。
三人乗り自転車の基準としては、
自転車に十分な強度が保たれていること、制動性に不都合が生じないこと、
駐輪時に転倒しにくいことなどの安全基準が設定されています。
そうした三人乗り自転車には、JIS、BAA、SGなどの
認定マークがついていますので、購入時の参考にしてみてください。